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陳情28-5 台東区における受動喫煙被害防止施策緊急整備を求めることについての陳情
| 受理年月日 | 平成28年2月8日 | 受理番号 | 陳情28-5 |
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| 委員会付託日 | 平成28年2月15日 | 付託委員会 | 保健福祉委員会 |
| 委員会審査日 | 平成28年6月21日 | ||
| 議決年月日 | 平成28年6月28日 | 議決結果 | 趣旨採択 全員賛成 |
| 陳情28-5 台東区における受動喫煙被害防止施策緊急整備を求めることについての陳情 陳情28−５（写） 台東区における受動喫煙被害防止施策緊急整備を求めることについての陳情 [陳情の趣旨] 台東区で急速に悪化している「受動喫煙被害防止施策」の緊急整備を求めます。 ・人の混みあう場所に設置されている不完全喫煙所における、受動喫煙被害の防止 ・飲食店での分煙整備が無いための子どもを含む受動喫煙被害の拡大の阻止 ・乳幼児から高齢者まで多年齢にわたる喘息患者を含む呼吸器疾患患者の増大による区民の生命保護および公費医療費拡大の防止 ・諸外国人を迎え入れる場所としての台東区観光地における受動喫煙被害の防止 ・受動喫煙をしたくない市民の権利擁護 ・区民が利用しやすい地域の飲食店の利用促進（飲食店の受動喫煙指導対策の徹底）等 [陳情の理由] 台東区は、下記の通り、たいとう健康都市宣言をしている区であります。 平成19年12月１日告示第686号：健康は、私たちがいきいきとした豊かな生活を営む源であり、万人の願いである。健康を保持増進するためには、心身の健康づくりに対する一人ひとりの自覚と健康的な生活習慣の実践、個人と家族と地域が共に支えあう社会、安全で快適な生活環境の整備が不可欠である。台東区は、すべての区民が健康で文化的な生涯を送ることができるよう、区民と地域社会と区が一体となって健康施策を積極的に推進することを誓い、ここに健康都市とすることを宣言する。 健康たいとう21（第２次）においても、直接的には喫煙への対策の充実でも受動喫煙対策を述べており、それ以外にも喫煙や受動喫煙が関わる領域視点でのがんの予防・早期発見、女性の健康づくり、喘息患者への支援などの記載がなされています。 国の方策においても健康増進法第25条に次のように明記されています。 健康増進法 第５章第２節 受動喫煙の防止：25条 学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙（室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。）を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない、とあります。 台東区内には、多くの喫煙場所が作られ、昨年から分煙にも役立たない衝立なども作られています。多くの住民が通りすがりに受動喫煙をする場所に設置されています。観光の名所であります浅草においては、最近、さらに煙草の煙が生活に影響を与えております。肺がんによる死亡率やＣＯＰＤ（呼吸器疾患）罹患率、子どもたちの喘息と台東区では、公助自助共助の中でも、多くの区民が病気になり、またそれによりさまざまな医療費が益々多くかかっています。 「歩きたばこ・ポイ捨て禁止」という半端な施策が、施策そのものも住民に理解されないばかりか、各種企業での社内禁煙により路上煙草が更にふえています。歩きたばこ、自転車たばこ、バイクたばこ、企業の部屋の中で吸えない喫煙者が路上で煙草を吸い、副流煙をまわりに広め、道路や下水に煙草を落としていきます。台東区では、歩きたばこ等（努力義務）・ポイ捨て（禁止）条例がありますが、その担当部署は健康増進に関わる部署ではなく、環境課庶務・まちの美化担当になっており、罰則等が科されているものではありません。条例：道路や公園、広場など公共の場所でのたばこの吸い殻、空き缶等のポイ捨ては禁止されています。歩行中や自転車の運転中に喫煙しない努力義務が規定されています。 世界各国の事情は下記の通りです。（参考） 【参考】オリンピック立候補都市と受動喫煙防止法の有無 開催都市と受動喫煙防止法（◯：落選時防止法あり ×：なし 下線部：開催都市） × 2020年 東京 なし（本日現在） ◯ マドリード 2011年１月施行 ◯ イスタンブール 2009年７月施行 2016年 リオデジャネイロ 2009年８月施行 ◯ シカゴ 2006年１月施行 × 東京 なし △ マドリード 不完全な受動喫煙防止法（スペインモデルと言われた） 2012年 ロンドン 2007年７月施行 × パリ 2008年１月施行（落選後） × マドリード なし ◯ ニューヨーク 2003年７月施行 × モスクワ なし 2008年 北京 2008年５月施行 ◯ トロント 2001年６月施行 × パリ 2008年１月施行（落選後） × イスタンブール なし × 大阪 なし 区民の健康を守るため、将来を背負って立つ子どもたちにおいしい空気で育ってほしい、オリンピックには海外の観光客を堂々と健康都市としてお招きでき、おもてなしができるような台東区浅草観光地区にしたい、その思いで、台東区における受動喫煙被害防止に関する緊急の実態調査・対策・縦割りでなく区民も参画した対策の実施を求めます。 平成28年２月８日 台東区議会議長 太 田 雅 久 殿 |
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