受理年月日 | 平成18年9月15日 | 受理番号 | 陳情18-19 |
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委員会付託日 | 平成18年9月15日 | 付託委員会 | まちづくり |
委員会審査日 | 平成18年10月27日 | ||
議決年月日 | 平成18年10月27日 | 議決結果 | 趣旨採択 賛成多数 |
陳情18-19 「谷中防災ふれあい広場」についての陳情 陳情18−19(写) 「谷中防災ふれあい広場」についての陳情 陳情の趣旨 「谷中防災ふれあい広場の早期完成について」 平成18年も後半に入りました。心配していた景況もやっと回復し、東京は、その先頭を走っています。 石原知事は、2度目の東京オリンピック開催に向けて始動しましたが、この計画には、単に経済効果に期待するだけではなく、東京の急がれる「震災に強い街づくり」に大きく貢献したいとの趣旨を感じざるを得ません。正に、「災害は、忘れた頃にやってくる」、寺田寅彦博士の言葉は、おろそかにできないからです。 さて、私達の街・谷中は、関西に比べて短い東京の歴史の中で、唯一、江戸が残っている歴史の街と言われております。谷中は、「東京の歴史的遺産」で、これは、「東京の宝」でもあります。 ところが、歴史の残る街は、同時に、災害には弱いというウィークポイントを持ち、木と土と狭い道路が特徴の谷中には、意外に空地がありません。防災には、決して強くない現状を懸念しつつ、生活を継続している訳です。私達は、歴史や街並みを守りながら、このハンデを乗り越えねばならない宿命を感じます。 台東区は、この希有な特殊性を理解し、「木造住宅密集地域」の指定を行い、防災に強い街づくりを提唱、施策の核として、今回、「防災ふれあい広場」のための土地の取得を実現してくれました。 区議会及び当局の高い識見と決断に深く感謝致しております。 つきましては、地元では、「防災ふれあい広場」の完成に向けて、数々の施策を要望しておりますが、震災など防災対策では、一刻も早く、思い切った政策の必要性を期待するものであります。 以下の点で、何卒ご決断を下さいますよう、謹んで陳情を申し上げます。 陳情項目 1.「木造密集地域」に指定された危険な現状をご賢察の上、「防災ひろば」の整備を急いで下さい。 2.そのため、「谷中防災ふれあい広場」の全体計画としてのマスタープランを作成して下さい。事業を早期に進捗させるため、来年度中に調査を完了するための予算措置をして下さい。 3.「谷中防災ふれあい広場」の事業範囲に、谷中コミュニティーセンターを包含し、防災力の強化とコミュニティー活動の一体化を図らせて下さい。 4.谷中コミュニティーセンターの施設の改築も、早急に実施して下さい。 平成18年9月12日 台東区議会議長 高 柳 良 夫 殿 |