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陳情15-104 「ボートピア(競艇場外券売所)」設置反対についての陳情

受理年月日 平成15年6月4日 受理番号 陳情15-104
委員会付託日 平成15年6月6日 付託委員会 企画総務
委員会審査日 平成15年6月20日
議決年月日 平成15年6月25日 議決結果 採択
賛成多数
陳情15-104
  「ボートピア(競艇場外券売所)」設置反対についての陳情

陳情15−104(写)

  「ボートピア(競艇場外券売所)」設置反対についての陳情

 台東区浅草2丁目12番におけるボートピア(競艇場外券売所)設置計画について、当会から前議会に「建設反対の陳情」を提出しましたが、継続審議とされ、審議未了とのことです。その後、浅草地域に某団体からリーフレットが配布され、「ボートピア浅草」は浅草活性化の絶好のチャンス、とこれができれば浅草の町が生まれ変わるかのような内容が目に飛び込んできますが、施設の誘致による人出や収益が決まりきったことのように言われていますが、どこにその保障があるのでしょうか。私たちが一番心配しているのは、生活環境の問題です。日本の浅草、世界の浅草に新たなギャンブル施設です。24時間この地で生活する人たちの心情抜きでこの問題の結論は出せません。そもそも、年300日を越す営業日数など、子供の教育上の問題を抜きにバラ色に活性化だけを賛美するとすれば、それは本当に浅草を考えることにはならないでしょう。とにかく人が集まれば浅草の活性化が保障されるとする一面的な見方は絶対正しいとは思えません。
 この原点こそ、かつて浅草に競輪や公営競馬の場外券売所の進出をストップさせてきたものです。年間数億もの環境整備協力金を当てにして、これをもとにまた新たな事業が望めるなどという希望的観測こそ重大問題だと考えます。神戸にできているボートピアは、商店や居住地が密集する地域での立地ではありません。この浅草のど真ん中な「ボートピア」をつくって環境問題もクリアーできるだけの見返りがあるとは思えません。
 これまで全国各地でのボートピア建設をめぐって、どこも共通して「地域の活性化」がうたわれてすすめられたようですが、たとえば秋田県・河辺町などは当初の見込みとは大きく当てが外れて売上がのびない悩みをかかえていると報道されています。一方、新潟県黒崎町では、こうした心配が現実とならないようにと、町と地域のひとたちが徹底して論議し、「まちと人を守る」ことを最優先した結果、誘致しないことを決めたとの報道もあります。
 今年は、江戸開府400年の年です。すでにさまざまな企画も進み、テレビの連続ドラマでも古き良き浅草が舞台となっています。日本の浅草、世界の浅草は誰もが楽しめる町でなければなりません。ただ人が来れば賑わっている、活気があるとする安易な発想でのギャンブル施設の建設には、引き続き反対します。こうした確固たる信念のもとにこの陳情を提出するものです。
  【陳情の趣旨】
   「ボートピア浅草(競艇場外券売所)」設置に反対すること

  平成15年6月4日

 台東区議会議長
     堀 江 達 也 殿