「ボートピア(競艇場外券売所)」設置反対についての陳情
受理日:平成15年6月6日
陳情15-101
付託委員会:企画総務
付託日:平成15年6月6日
審査日:平成15年6月20日
審査結果:採択(賛成多数)
議決日:平成15年6月25日
議決結果:採択(賛成多数)
陳情15−101(写)
「ボートピア(競艇場外券売所)」設置反対についての陳情
陳情事項
一、東京の観光名所、職人・ものづくりの町、浅草の文化を21世紀に継承するため、
「ボートピア(競艇場外券売所)」設置の反対を求めます。
陳情の趣旨
台東区浅草2丁目12番に競艇場外券売所の設置計画は浅草の発展に貢献しないものと町の声がよせられています。
世界でも東京の観光名所として知られた町です。今年は江戸開府400年を迎え、多彩なイべントが催されています。
下町文化が漂う浅草はすばらしい町です。いまの現状はギャンブルの町と化した異様な風景です。観光客は安心して歩ける町ではありません。
老若男女を問わず人々が安心して訪れ、浅草を好きになれる町づくりが大切です。お祭りの町、職人・ものづくりの町として浅草の文化を21世紀に継承し、町の活性化、浅草寺・六区を中心に家族が一緒に楽しめる町作りこそ浅草の未来があるものと思います。徳川の世から400年、その文化と歴史が浅草を繁栄させました。今後も子々孫々まで引き継がれていくものです。パリの街のように歴史を大切に、その街を見て、私たちが愛し、大切に守ってきたと誇れる町が望ましいと思います。
そんな歴史の町がギャンブルの町になったら、江戸下町のイメージがこわれてしまうことを憂います。また、ギャンブル愛好家のための町がはたして活性化につながるのか疑問です。浅草を実験場にしてはいけないとおもいます。
巨大ビルの街づくり、それが今の日本の現状です。町並みの崩壊の中でお祭りの町、職人・ものづくりの町が、浅草の文化を支えてきました。この歴史と文化を生かした町づくりこそが未来につながり、東京に住むなら浅草、文化と歴史と安心の町といわれることが町の活性化につながると思います。台東区を愛し、区民を思いやる区政を目指して日頃ご奮闘の区議会の皆様にぜひ、ご検討いただき「ボートピア(競艇場外券売所)」設置反対を意思表示して頂きたい。
平成15年6月4日
台東区議会議長
堀 江 達 也 殿