競艇場外船券売り場(ボートピア)設置計画反対についての陳情
受理日:平成15年6月6日
陳情15-94
付託委員会:企画総務
付託日:平成15年6月6日
審査日:平成15年6月20日
審査結果:採択(賛成多数)
議決日:平成15年6月25日
議決結果:採択(賛成多数)
陳情15−94(写)
競艇場外船券売り場(ボートピア)設置計画反対についての陳情
浅草は、日本の代表的な観光の名所であると同時に、台東区の顔であります。
観光シーズンだけでなく、一年を通して全国から世界中から観光客が訪れるのが、浅草です。浅草のすばらしさは、浅草寺と共に、江戸時代から栄えてきた、芸能と文化を発信してきた歴史と伝統が今も活づいているからです。
その浅草に、競艇場船券売り場(ボートピア)が設置されたらどうなるでしょうか。
浅草は、すでに設置されている、ウインズ浅草(場外馬券売り場)に加え、さらにボートピアの船券売り場が設置されれば、次々とギャンブルが浅草に集中し歯止めがきかなくなることも当然予測されます。
そうなれば、浅草は台東区の誇れる観光の名所ではなくなり、ギャンブルの街と化してしまうことになります。
だからこそ、今日まで浅草をギャンブルの街にするな、子供の教育環境を守れと、ギャンブルの進出を3度にわたり区民は力を合わせて、食い止めてきたのです。
今回のボートピア進出計画に対し、浅草の活性化の起爆剤にするというようなことが、賛成派の皆さんから強調されています。しかし、浅草の発展は、ギャンブルに依存するような街ではなく、浅草の伝統と芸能をより豊かに発展させる方向にこそ、真の活性化への道が開かれてきます。
ボートピアの進出を許せば、江戸文化の歴史を引き継ぐ浅草の活性化は期待できなくなります。
50年、100年をも展望した観光の街、浅草の発展のためにも、ボートピア進出計画を区議会として反対の議決をしていただくよう陳情いたします。
[陳情の趣旨]
浅草に、ボートピア(競艇場外券売所)設置に反対すること
平成15年6月3日
台東区議会議長
堀 江 達 也 殿