ボートピア(競艇場外券売所)の設置賛成についての陳情
受理日:平成15年6月6日
陳情15-91
付託委員会:企画総務
付託日:平成15年6月6日
審査日:平成15年6月6日
審査結果:不採択(賛成多数)
議決日:平成15年6月25日
議決結果:不採択(賛成多数)
陳情15−90、91(写)
ボートピア(競艇場外券売所)の設置賛成についての陳情(2件)
かつて浅草の街は、歌舞伎の芝居小屋をはじめ大道芸や見世物小屋等があり、大変な賑わいがあったと聞いております。その後花柳界として栄え、格式のある色町、粋と風情が漂う町として名を馳せておりました。しかしながら、バブル崩壊後、花柳界の体力も減退され来街者も激減して参りました。特に西、北部については想像以上のものです。我が街も、この試練を乗り越える真剣な議論と対策の必要性を強く感じております。地域のもつ素材と特徴を活かし街を蘇らせる事が出来ないか、皆真剣に考え行動しております。
そのような中、我々の身近な地域にボートピアの建設計画が持ち上がって参りました。その地域はかつて、場外車券売り場、場外馬券売り場等、の計画が持ち上がり、多くの反対陳情が出され、否決された経緯がございます。当時、議会を含め反対された方々は、今の衰退した浅草の状況をどのように感じておられるのでしょうか。活性化への新たな展開も乏しく、結局何の提案も、行動もせず時間だけを過ごしたのではないでしょうか。
とにかくこのような施設の建設に賛成する者はサイレントマジョリテイーになりがちで推進する力としてまとまることは難しいといわれています。ただ、今度は違います。地元住民が問題意識をしっかり持ち理解者がどんどん増えてきています。ボートピア計画に賛成する方々が多くなってきております。
私どもの街でも地域性からみて、多くの議論がなされ、さらに、多くの方々が賛成の意向を示して来ております。
ボートピアは、1日、5000人からの集客が見込める施設です。その施設の300日以上の開催、これは今の浅草にとって、繁栄の一助になる事は確かです。そして、売上の1.5%、約7億5000万円規模の環境整備資金の提供が見込まれるそうです。それを活用し、台東区の活況をよみがえらせる努力をすることが必要なのではないでしょうか、区議会に於かれましても様々なご意見があることと思いますが、慎重かつ十分なご審議のうえ、ボートピア計画にご賛同いただけますようお願いいたしたく陳情申し上げます。
平成15年6月3日
台東区議会議長
堀 江 達 也 殿