75歳以上の医療費窓口負担2割化に反対することについての陳情
受理日:令和2年6月2日
陳情02-16
付託委員会:保健福祉委員会
付託日:令和2年6月2日
審査日:令和2年6月17日
議決日:令和2年12月17日
議決結果:不採択(賛成多数)
陳情2−16(写)
75歳以上の医療費窓口負担2割化に反対することについての陳情
陳情の趣旨
2019年12月19日に発表された政府の全世代型社会保障検討会議中間報告で、現在「原則1割」の75歳以上の高齢者医療費窓口負担について「負担能力に応じたものへと改革していく」と強調。「一定所得以上」を対象とした「2割負担」を導入することを盛り込みました。今後、「団塊の世代」が75歳以上になり始める2022年までに実施できるように法制上の処置を講じるとしています。
同中間報告は、“社会保障のためだ”と消費税10%まで引き上げながら、新たな負担を高齢者に押し付ける内容です。これでは、高齢者の生活はますます苦しくなってしまいます。高齢者所得の8割は、公的年金が占める。約7割の世帯は公的年金のみで生活しています。その年金も減らされ続けて、2020年には2013年比で実質支給額は6.4%も減っています。これでは、高齢者への格差と貧困がますます増大し、大幅な受診抑制が起こり、高齢者の生存権が脅かされてしまいます。
高齢者の医療費窓口負担2割化は、高齢者の暮らしといのち、健康を守るうえで大きな影響を及ぼします。よって以下の事項を陳情します。
■ 75歳以上の医療費窓口負担を2割にしないように関係機関に働きかけてください。
以上
令和2年5月19日
台東区議会議長
石 塚 猛 殿