ボートピア（競艇場外券売所）の設置賛成についての陳情
受理日：平成15年6月6日
陳情15-68
付託委員会：企画総務
付託日：平成15年6月6日
審査日：平成15年6月20日
審査結果：不採択(賛成多数)
議決日：平成15年6月25日
議決結果：不採択(賛成多数)
陳情１５−６６〜８９（写）
ボートピア（競艇場外券売所）の設置賛成についての陳情（２４件）
昔、浅草は、観音様を中心に大道芸、各種見世物から映画、オぺラ等近代日本演劇の興隆の地として栄、来街者が下町の人情の機微に触れ、一日中いても飽きない楽しい街でした。それ故、人々が長く滞留し、回遊性も高く、飲食店、商店は盛んでありました。しかしながら、テレビの普及やらバブルの崩壊やら、浅草の賑わいも次第に衰えてまいりました。これは、私どもに限った事ではなく台東区全体でも言える事でしようが、特に浅草の西、北部の衰えは「これが浅草か」と目を疑う程の衰えです。この試練を乗り越える真剣な議論と対策の必要性を強く感じる次第です。我が街も地域のもつ素材と特徴を活かし、街を蘇らせる事が出来ないか、皆真剣に考え挑戦しているところです。
そのような中、我々の身近な地域にボートピアの建設計画が持ち上がって参りました。その地域はかつて、場外車券売り場、場外馬券売り場等、の計画が持ち上がり、多くの反対陳情が出され、否決された経緯がございます。当時、議会を含め反対された方々は、今の浅草の状況をどう思われておられるのでしょうか。活性化への新たな努力もせず、結局２０年間何もせず時間だけを過しただけではないでしょうか。
とにかくこのような施設の設置を推進する事、又、その力をまとめると言う事は中々難しいと言われています。ただ、このたびは違っております。地元住民が、はっきりした問題意識を持ち、次第に理解を深め、その結果、ボートピア計画に賛成の方々が多くなってきております。これからも深くしっかりした議論がなされ、さらに多くの方々の賛成が得られるものと信じております。
ボートピアは、１日、５０００人からの集客が見込める施設です。その施設の３００日以上の開催、これは今の浅草にとって繁栄の一助になる事は確かです。そして、売上の１．５％、約７億５０００万円規模の環境整備資金の提供が見込まれるそうです。その資金は台東区にとっても貴重な財源であるはずです。それを活用し、浅草に、台東区に、活況をよみがえらせることが今期待されているのではないでしょうか。前向きな議論と、積極的な行動がなされるならば、街の発展は自ずと見えて参ります。どうか区議会の皆様に於かれましても、浅草を思い、台東区を思う、我々の意気を感じ、ボートピア計画にご賛同いただけますようおねがいもうしあげます。
平成１５年６月３日
台東区議会議長
堀 江 達 也 殿