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詳細情報

件名

地域が求める健全なコミュニティ力のある地域社会を形成することについての陳情

受理年月日

受理日:平成25年2月4日

受理番号

陳情25-6 

付託委員会

付託委員会:産業建設委員会
付託日:平成25年2月4日
審査日:平成25年2月19日

本会議議決結果

議決日:平成25年3月25日
議決結果:趣旨採択(賛成多数)

内容

陳情25−6(写)
  地域が求める健全なコミュニティ力のある地域社会を形成することについての陳情
陳情項目
(株)住協のワンルームマンション計画から浅草小学校の教育環境を守り、地域が求める健全なコミュニティ力のある地域社会を形成するために「ワンルームマンションからファミリーマンションに設計変更」を求めるための環境を整備していただきたい。
陳情の趣旨
日頃より、台東区の発展と台東区民の安心安全な地域生活を目指して区政伸展に取り組まれておりますことに、深く感謝を申し上げております。
この度、台東区立浅草小学校の南側道路を挟んだ約290平方メートルの敷地に、埼玉県所沢市に本社のある株式会社住協が地上13階建てのワンルームマンションを計画し(以下当該計画とします)、昨年2回の建築計画説明会が開かれました。
近隣住民や浅草小学校PTA等関係者も参加した中で、参加者より、ワンルームマンションである不安や学校の全教室と屋上プールや校庭での子供達の顔や姿が見えることから多くの不安の声が上がりましたが、(株)住協の担当者からは誠意ある回答はなく、2回目の説明会でこれ以上の対応はできない、と打ち切られました。
このような状況でこのまま建設されると地域コミュニティや浅草小学校の教育環境に大きな悪影響を及ぼすことが懸念されることから、当該計画の設計変更を求めていくことで、話し合いを続けようと台東区住宅課に「紛争調整の斡旋」を求めて平成24年12月28日に申出書を提出いたしました。
残念ながら(株)住協は区の調停斡旋も拒否している状態で、台東区の住宅政策の一環であります地域環境(住民意見)を重視する場がないがしろにされています。
是非、台東区議会といたしましても台東区内での中高層マンション建設に関わる手続きの一環を無視する行為に対して一石を投じていただき、本来の手続きの中で近隣住民や学校関係者との話し合いが続行されることを望みます。
当該計画の土地を商品化するワンルームマンションは投機目的であり、何よりもそこに暮らす住民の顔が地域に全く見えないだけでなく、地域活動に参加し地域が求めるコミュニティ力を高める参画は殆どなく、かつて花川戸1丁目に建てられたワンルームマンションも同様で、その玄関も長い間スラム化していて大きな不安だけを地域住民に与え、地域環境を悪化させてきています。
また、町会費も徴収できない新規マンションも台東区内に存在する中、今後も地域力を高めていくには地域コミュニティへの参加が不可欠と考えます。地域活性化や地域振興が叫ばれる中、台東区の発展に向けても、ワンルームタイプ主流のマンション建設から子供達が育てられ地域で暮らすファミリータイプ主流のマンション建設にもっと大きく住宅政策をシフトさせ、次世代が継承できる地域社会のビジョンに向けた取り組みをしていただきたいと考えます。
そこで、地域力向上に結びつかないワンルームタイプの建築住戸比率や面積など枠組みを見直すためにも、これを機会に「当該計画のワンルームマンションからファミリーマンションに設計変更を求める」ための環境整備にご支援をいただきたく、別紙署名を添えて切望いたします。
                                       以 上
  平成25年1月30日

台東区議会議長
    青 柳 雅 之 殿

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