台東区議会トップ

陳情 審査結果一覧

詳細情報

件名

JR東日本による高架橋等の耐震補強対策に関して

受理年月日

受理日:平成25年2月4日

受理番号

陳情25-2 

付託委員会

付託委員会:産業建設委員会
付託日:平成25年2月4日
審査日:平成25年2月19日

本会議議決結果

議決日:平成25年3月25日
議決結果:採択(全員賛成)

内容

陳情25−2(写)
   JR東日本による高架橋等の耐震補強対策に関して積極的な支援を求めることについて
   の陳情
貴議会におきましては、日頃より区民のために真摯な議論を重ね、台東区の発展にご尽力されていることに、心から感謝申し上げます。
さて、昨年7月にJR東日本は、首都直下地震に備えた総額3,000億円の耐震補強対策を約5年間で実施することを発表いたしました。
私どもアメ横商店街の高架下部分も対象となっております。現在、地元では、店主を中心とした協議会を設立し、関係機関と協議を進めているところです。
アメ横商店街の原型は、東京大空襲によって焦土化した一帯の中で、上野駅を中心に、多数のバラック店舗が軒を連ねた簡易マーケットが建設されたところに遡ります。その歴史は、戦地からの復員者たちで作った団体が国鉄(JRの前身)の高架下を借り受け、物資を希望者に貸し出したことに始まります。そして、戦後復興の中、道路拡張をはじめとするインフラ整備の必要性で、バラバラであったそれぞれの個店がまとまって協力し、商店街に発展してきました。現在は、400軒以上の店舗があり、魚介類や乾物を中心とした食品、衣類、雑貨、宝飾品などの店が業種ごとにまとまっています。
アメ横商店街には、一年を通して多くの買い物客や観光客が訪れています。特に、歳末になると新鮮な食材や安さ、品数の多さを求める人々で賑わいます。昨年末は、一日約50万人の買い物客であふれ、元気な店員の掛け声、店頭に山盛りに積まれたカニ、お菓子の叩き売りや店員との値引き交渉など、当商店街ならではの雰囲気を楽しみながら買い物をしていただきました。その様子は、連日、テレビの報道ニュースやワイドショーで取り上げられ、またインターネットで世界に発信されました。まさに、日本の「年の瀬の風物詩」となっています。
歴史もあり、味わい深い、自然に成長してきた力強さ、そして飾り気のない熱気、人情味あふれた風情を持ち合わせるアメ横商店街は、私たちの大切な宝です。今回の耐震補強対策で、まかり間違ってこれまでの雰囲気を変えてしまえば、私たちは客を失いかねません。まさに私たちはもちろん、台東区にとっても死活問題です。
今後、JR東日本と具体的な協議を行うことになります。台東区議会におかれましても、私たちの「思い」が叶いますようJR東日本に対して強い応援メッセージを発信し続けていただくなど積極的なご支援を賜りたく、ここに陳情いたします。
  平成25年1月24日

台東区議会議長
    青 柳 雅 之 殿

メニュー