細菌性髄膜炎ワクチン接種の公費助成と定期接種化の早期実現を求めることについての陳情
受理日:平成22年2月5日
陳情22-9
付託委員会:保健福祉委員会
付託日:平成22年2月5日
審査日:平成22年12月10日
議決日:平成22年12月17日
議決結果:趣旨採択(全員賛成)
陳情22−9(写)
細菌性髄膜炎ワクチン接種の公費助成と定期接種化の早期実現を求めることについての陳情
細菌性髄膜炎は年間約1,000人の乳幼児が発症し、そのうち5%が命を奪われ、約25%に重い後遺症が残るとされる重症感染症です。その原因となる細菌の60%を占めるHib(ヒブ)、30%は肺炎球菌で、ヒブは鼻やのどの奥にあるごく身近な細菌です。初期症状としては発熱以外特別な症状はみられず、医師の判断も重篤な状態となって初めてわかる、恐ろしい病気です。近年、必要な抗生物質が効かない耐性菌も増加しており、発症後の治療は困難のようです。
ヒブワクチン(2007年1月承認、2008年12月接種開始)、小児用肺炎球菌ワクチン(七価ワクチン、2009年8月承認)は細菌性髄膜炎の予防に大変有効とされていますが、任意接種でもあり、4回接種の場合は約3万円もかかり、子育て世帯にとってとても大きな負担になります。
このワクチンを定期接種化した国々では、「細菌性髄膜炎は過去の病」といわれています。台東区でも一日も早く、細菌性髄膜炎ワクチン接種の公費助成を実現されるようお願いします。
《陳情項目》
1)台東区として、細菌性髄膜炎ワクチン接種の公費助成を実施してください。
2)細菌性髄膜炎について、乳幼児がいる家庭に広く知らせてください。
3)国に対して、すみやかにヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンを公費による定期接種化するよう、要請してください。
平成22年2月3日
台東区議会議長
鈴 木 茂 殿