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詳細情報

件名

松が谷福祉会館での知的障害者通所介護の継続と清川福祉施設の障害者入・通所への支援等についての陳情

受理年月日

受理日:平成22年2月5日

受理番号

陳情22-5 

付託委員会

付託委員会:保健福祉委員会
付託日:平成22年2月5日
審査日:平成22年2月23日

本会議議決結果

議決日:平成22年3月23日
議決結果:取り下げ許可(全員賛成)

内容

陳情22−5(写)
松が谷福祉会館での知的障害者通所介護の継続と清川福祉施設の障害者入・通所への支援等についての陳情
【陳情の理由】
 日ごろから障害者福祉施策充実のためご努力いただき感謝いたします。私たちは現在、松が谷福祉会館の障害者通所施設を利用している保護者や区民です。
 さて、本年6月の(仮称)清川2丁目福祉施設オープンに伴い、現在松が谷福祉会館の知的障害者の生活介護が移転する、という区の方針が、昨年7月の清川の施設説明会で、私たちに「突然」飛び込んできました。
 私たちは、旧蓬莱中学校跡地に知的障害者の更生施設ができることを、すでに数年前から知っていました。しかし、「区が新たな施設を北部地域につくることは素晴らしい」「これで松が谷との二つの施設になり、選択の幅ができる」という認識でありました。松が谷の知的障害者がすべて清川に移らねばならない、ということは昨年7月の説明会で初めて知りました。しかも、このときの区の説明は明らかに強制力を感じさせるものでした。
 その日から私たちは、夜も眠れぬ不安の日々を過ごしています。
 「やっと通いなれた松が谷から移動することで通所を拒絶したり、情緒不安定や自傷行為、パニックが頻繁におきるようになるのではないか」「万一、清川の施設が障害者になじまず拒絶がおきたとき、それに替わる施設が区内になくなってしまう」「民営のため支援員体制が薄くなり、見守る目、支える手が少なくなるのではないか」「支援員入れ替わりの頻度が高くなり、その度に障害者はストレスを溜めるようになるのでは…」「生活サイクルの一部になっている、散歩や作業などが松が谷と同じ水準で確保されるか」―などなど、不安は尽きません。
 私たちの中には、清川の新しい施設に移ることを希望している者、区の説明により心の底から納得はしていないものの清川の入・通所を申し込んだ者、いまだに松が谷に通う以外道はないと清川の応募をしなかった者…様々おります。それでも、重度の知的障害者が地域の中で暮らしていけるように、自ら限界がありながらも、この間台東区と一緒に汗を流してきたつもりです。
 台東区は「自立支援法」の影響から障害者を守るため尽力されてきました。ぜひ、以下4点につき、ご配慮賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
〔陳情の項目〕
1.松が谷福祉会館の障害者通所(生活介護)に知的障害者も引き続き利用できるようにしてください。
2.(仮称)清川2丁目福祉施設での知的障害者の入所・通所施設については、従来の支援・介護体制の質を維持するため、必要な運営費を補助してください。
3.通所困難になった場合、松が谷福祉会館が受け皿になるようにしてください。
4.どのような障害、通所施設にかかわらず、平等な介護を維持していってください。
  平成22年2月2日
台東区議会議長
   鈴 木   茂 殿

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