靴ものづくりに関することについての陳情
受理日:平成21年2月6日
陳情21-8
付託委員会:産業建設
付託日:平成21年2月6日
審査日:平成21年2月23日
審査結果:取り下げ許可(全員賛成)
議決日:平成21年3月25日
議決結果:取り下げ許可(全員賛成)
陳情21−8(写)
靴ものづくりに関することについての陳情
[陳情趣旨]
靴ものづくり懇談会は、台東・浅草地域の地場産業である皮革履物分野の活性化をめざして活動しています。
浅草を中心とする革靴メーカーでつくる東都製靴工業協同組合の会員数は、1980年の約380社をピークに減少し、今は約150社。景気悪化や中国の安価な製品が入ってくる影響で、毎年、10社前後が廃業や倒産に至っています。その一方で、公立の職業訓練機関として唯一、製くつ科がある都立城東職業能力開発センター台東分校は、20人の定員に対し、20〜30歳代を中心に100人以上が応募する、という活況ぶりです。
「靴」学校を卒業したからといって、すぐに職人(作家)として自立できるものではありません。靴がつくれるようになるまで、少なくとも5年はかかるといわれています。靴づくりをめざす若者たちが、力を磨く場がないのが現状です。
ここ台東区では、地場集積の根が残っている今こそ、靴づくりの経験者が常駐できるなど、技術の伝承、指導ができる施設(機関)が求められているのです。
[陳情項目]
1、共同作業所の新設について
旧田中小学校校舎を経験者が常駐できる「靴ものづくり工房」として開放していただきたい。
現在、倉庫・災害用具として活用されていますが、靴・はきものの地場産業の活性化めざし「靴ものづくり工房」として旧田中小学校校舎を新しく位置づけていただきたい。
2、靴学校を卒業した人の雇用促進、支援について
靴学校を卒業した人、「靴づくり」の職人をめざす若者を雇用する中小企業の人件費の負担の補助をおこなっていただきたい。
3、産業研修センターの「整備」に当たって、「協議会」を作っていただき、「靴ものづくり懇談会」の代表者を「協議会」に参加させていただきたい。
以上
平成21年2月3日
台東区議会議長
木 下 悦 希 殿