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件名

東京オリンピック・パラリンピック大会の開会式に競技施設等の工事従事者の入場行進を求める意見書を提出することについての陳情

受理年月日

受理日:平成30年11月14日

受理番号

陳情30-24 

付託委員会

付託委員会:企画総務委員会
付託日:平成30年11月26日
審査日:平成30年12月14日

本会議議決結果

議決日:平成30年12月19日
議決結果:不採択(賛成多数)

内容

陳情30−24(写)
   東京オリンピック・パラリンピック大会の開会式に競技施設等の工事従事者の入場行進
   を求める意見書を提出することについての陳情
陳情の趣旨
 私たちは、都内の建設現場で働く従事者11万5千人が加入し、建設産業の健全な発展、現場で働く労働者の仕事・雇用と生活の安定、建設産業を担う後継者(技能者・技術者)の育成などに取り組んでいる労働組合です。
 2020年、第32回オリンピック競技大会(2020/東京)(以下「東京2020大会」という)、が開催されます。現在、開催に向けて、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、東京都、政府、建設産業が一丸となって競技施設及び関連インフラ等の整備を進めています。大会の成功に向けて、競技施設等を滞りなく完成させることは必須であり、工事従事者はその重責を担い、誇りと気概のもと、工事を進めています。
 今日、建設産業は若年入職者が減少している中、担い手確保に向けて、違法な長時間労働の撲滅と休日の取得、適切な賃金水準の確保等に取り組んでいます。また労働環境の整備や安全確保など法令順守を重ね重ね徹底しているところです。開会式まで残り2年を切り、人手不足、工期遵守の厳しい状況にありながらも、工事従事者は、競技施設等を竣工させ、東京2020大会を転機に、労働環境を整備(働き方改革)し、次の担い手に継承していこうとしています。
 開会式での入場行進は、工事従事者において、東京2020大会で大役を務め上げたことを実感し、仕事に誇りを持つ絶好の機会となります。満員の新国立競技場の観客に見守られながらフィールドを行進し、開催の喜びを選手と観客とともに分かち合いたいと思います。
 競技施設の現場では、男性だけではなく女性や外国人技能実習生(多様性と調和)が工事現場でともに力を発揮し(全員が自己ベスト)、建設産業の社会的役割と地位の向上を継承しています(未来への継承)。これらは、東京2020大会のビジョン「全員が自己ベスト」、「多様性と調和」、「未来への継承」を具現しています。特に、競技施設や建設技術だけではなく、東京2020大会を転換点に、建設工事従事者の労働環境の整備を通した社会的地位の向上は貴重なレガシーと理解しています。大会の目的に即しても、ビジョンを体現した工事従事者の開会式への参加は至当と考えます。
 実際に、第27回オリンピック競技大会(2000/シドニー)の開会式で、競技選手たちの入場に先立ち、工事従事者が会場を一周しています。また、第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)の開会式では、オリンピック・パークを建設した500人の労働者(黄色のヘルメット着用)が、スタジアムへの聖火入場走者サー・スティーヴン・ジェフリー・レッドグレーヴの両脇に並び、敬意を表して見届けました。
陳情事項
 台東区議会において、東京都に対し、第32回オリンピック競技大会(2020/東京)の開会式に競技施設等の建設工事従事者(業者・労働者)の入場行進を求める意見書を提出してください。
  平成30年11月14日
台東区議会議長
   河 野 純之佐 殿

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