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陳情22-34 こどもクラブの開設時間を延長することについての陳情

受理年月日 平成22年11月18日 受理番号 陳情22-34
委員会付託日 平成22年11月25日 付託委員会 子育て支援特別委員会
委員会審査日 平成22年12月3日
議決年月日 平成22年12月17日 議決結果 趣旨採択
全員賛成
陳情22-34
  こどもクラブの開設時間を延長することについての陳情

陳情22−34(写)
     こどもクラブの開設時間を延長することについての陳情
 子育てをしながら働く親にとって、子どもを安心して預けられる場所の確保は大切な問題です。
 「小1の壁」という言葉をお聞きになったことがあるかと思います。保育園(特に認可園や認証保育所)はいろいろな制度が整っているので安心して子どもを預けることができましたが、小学校にあがった途端、学童保育では保育時間が短くなってしまうので仕事を続けることが難しくなって、退職しなければならない状況に追い込まれる母親もいるという現象も、その壁の一つです。
 台東区の学童保育所(こどもクラブ)は現在19ヶ所あります。開設時間は、学校登校日は放課後〜午後6時、夏休みなどの学校休業日は午前8時30分〜午後6時となっています。(5箇所のこどもクラブで午後7時まで延長あり)
 認可保育園の保育時間が主に午前7時15分〜午後6時15分(延長保育は区立保育園では午後7時15分まで、他の私立認可保育園でも早いところでは午後7時まで、遅いところでは午後10時まで)と比べますと、いかに違うかがご理解していただけるかと思います。また、小学校の開門時間は午前8時過ぎから15分のところが多いので、8時前後に家を出る子がほとんどです。
 子どもが小学校に入学したからといって、親の仕事時間や内容が変わるわけではありません。そこで親たちは、こどもクラブの時間外に預かってくれるところを探したり、夏休みなどはこどもクラブが始まる前に、入口前で子どもを「先生が来るまでここで待ってなさい」と一人で立って待たせておいたり、近くの公園に行かせて「こどもクラブが開くまで遊んでいなさい」とするわけです。
 区でパトカーを巡回してくださっていますが、新一年生になったばかりの子どもでは心もとなく、子どもが巻き込まれる事件が報道されるたびに、大丈夫だろうかと心配です。また暴力団事務所がこどもクラブの近隣にできたことも、不安を大きくしています。
 報道で、東京都が今年度から、夜間は午後7時まで、長期休業期間は午前8時から預けられる学童保育所の開設を決めたと知りました。区市町村の学童クラブにもできるだけ利用時間の延長を求める方針であり、補助金が出るとも聞きました。
 このような制度を利用して、保育園並みとは申しませんが、せめて夜間延長クラブを増やす、長期休業中の受け入れ開始時間を早める(少なくとも小学校の開門と同じ時間に)などが実現されると、安心して子どもを預けられる親たちが増えると思います。
 よろしくお願いします。
陳情事項
 1. 夜間延長クラブを、今の5箇所から増やしてください。
 2. 夏休みなどの学校休業期間中は、午前8時から受け入れしてください。
  平成22年11月18日
台東区議会議長
   鈴 木   茂 殿