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陳情16-27 谷中地区学童保育クラブの拡充・児童館設立についての陳情

受理年月日 平成16年9月15日 受理番号 陳情16-27
委員会付託日 平成16年9月17日 付託委員会 区民文教
委員会審査日 平成16年10月4日
議決年月日 平成16年10月26日 議決結果 趣旨採択
全員賛成
陳情16-27
  谷中地区学童保育クラブの拡充・児童館設立についての陳情

陳情16−27(写)

  谷中地区学童保育クラブの拡充・児童館設立についての陳情

 平素、台東区政、子育て支援にご尽力いただき、ありがとうございます。
 谷中地区では、ここ数年来、学童保育の定員超過や待機児童の課題が続いており、子供のための施設の拡充が念願となっております。地域の中でも、まちの中の子供の居場所、安全対策、多世代との交流の場を求める声が広く寄せられています。

 谷中地区の学童保育は、谷中コミュニティ委員会や住民サークル、お年寄り等が利用する谷中コミュニティセンター内にあり、初音の森の自然にもめぐまれ、地域交流、子育ての場所として適しています。しかし、近年は定員30名でつくられた施設を50人で使用する定員超過が続き、隣接する児童館的ホールを共用していますが、放課後は学童保育以外の一般の子供も遊びにきており、多い時には100名近くの子供がぎゅうぎゅうになって遊んでいます。これでは、子供の安定した生活、安全管理に不安があります。

■屋外遊び場の拡充
 放課後児童健全育成事業には屋外遊び場が必要とされていますが、現在の遊び場は、コミュニティセンター横の小さい庭と道路です。谷中こどもクラブの目の前に防災広場の予定地があり、ここを学童保育や地域の児童の活動に共用させていただければ、遊び場の確保とともに、ふだんの生活の中での多世代交流、防災意識を高めることができます。防災ひろばの整備については、災害時の備えとともに、ふだんは自然に親しめる公園的なかたちで、子供たちの遊び場や地域交流の場になるような整備を進めてください。

■学童保育の拡充と待機児童対策の希望
 こどもクラブの入室需要が高まるなかで、継続して待機児になっている子供もおり、放課後は自主的に児童館部分に通っています。しかし夏休みなどの長期休暇中、待機児になった低学年の子供を責任もって見守る大人がいない、昼食のお弁当を食べる場所がないなど、子育てに不安な状況が続いています。また遠方から通う子供には、通室の負担や交通事故の不安があります。台東区全体のバランスの中で、谷中地区における学童保育のあり方を見直し、待機児が受け入れられるような対策をお願いします。

■児童館の拡充、設立
 学童保育は放課後児童の生活の場所であり、児童館は幼児や小中学生等の幅広い年齢層の子供の地域育成を担う施設で、目的に違いがあります。現在谷中では、限られたスペースの中で学童保育と児童館的な機能が重なりあい、学童児童の落ち着いた生活や、幼児や高学年以上の子供たちの利用が難しくなっています。
 当面は、コミュニティセンター、防災ひろばなど隣接施設との共用により、活動場所を充実し、地域団体の協力のもと子供たちを見守る体制を整えながら、将来的には、学童保育と児童館がそれぞれ安全に拡充されるような対策をお願いします。

陳情項目
谷中地区における学童保育クラブと児童館のあり方を検討し、コミュニティセンター、防災広場等、隣接公共施設との共用も含め、拡充や設立の対策をお願いいたします。

  平成16年9月15日

 台東区議会議長
     伊 藤 萬太郎 殿