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陳情16-1 「女性のための健康相談」及び「小児救急」の充実を求めることについての陳情

受理年月日 平成16年1月23日 受理番号 陳情16-1
委員会付託日 平成16年2月16日 付託委員会 保健福祉
委員会審査日 平成16年2月27日
議決年月日 平成16年3月22日 議決結果 趣旨採択
全員賛成
陳情16-1
  「女性のための健康相談」及び「小児救急」の充実を求めることについての陳情

陳情16−1(写)

  「女性のための健康相談」及び「小児救急」の充実を求めることについての陳情

 近年、働く女性の増加や高齢化などを背景に、女性が直面する、女性特有の病気や健康上のトラブルは多様化しています。女性の場合、思春期や更年期を境に特有の症状が出ることが多く、その症状を男性医師には話にくいことなどから、急を要する場合を除いて受診を躊躇してしまい、結果として病気が悪化するケースが多々見受けられます。
 また、最近の医学的知見からは、女性特有の疾患以外にも男女差があることが判明しており、女性という性を考慮した医療を行うべきであるとする「性差に基づく医療」という考え方が広まりつつあります。そのため、女性特有の心身の悩みについて、医師の適切な相談や診療が受けられるなど、女姓からの切実な声に応えられる女性のための医療体制の充実が求められています。
 一方、こどもの救急医療については、次の2つの要因により、その切実なニーズが高まっています。
 第1に、少子化の影響により、小児科の専門医が不足し、小児科を備えた病院・診療所が減る一方にあります。第2に子育て経験の少ない共働きの両親が増え、小児科を受診したくても夕方以降は診療時間外のことが多く、さらに、核家族化により身近に相談相手がないこともあって、こどもの発熱や事故などに適切な対応が困難な家庭が増えています。
 台東区が昨年秋から実施している「台東区休日こどもクリニック」は、休日・祝日の午後10時までに小児科医による診療が確保され、区民の安心のために大きな一歩が踏み出されたと評価しますが、平日の夕方以降など、病院等の通常の診療を受けられない時間帯においても、こどもの急な病気やケガに対応できる24時間365日診療可能な区内小児救急医療体制の構築に向けての取り組みが早急に必要です。区民が安心して子育てができ、いきいきと碁らしていける台東区をつくるため下記の事項について早期に充実されるよう陳情いたします。

          記

1、台東保健所において実施している「女性のための健康相談」窓口の更なる充実を図るとともに、相談から診療までの幅広い「女性医療の安心ネットワーク」づくりに取り組むこと。
2、24時間365日診療可能な区内小児救急医療体制の構築に向けて、まず、平日の夕方以降、特に受診の需要の多いと思われる夜10時前後までの時間帯において、こどもの急患に対応できる診療体制を確保すること。

  平成16年1月16日

 台東区議会議長
     堀 江 達 也 殿